口の中は、自分ではなかなか見づらい所です。
鏡で見ても見えている所はごくわずかで、ほとんどが見えません。
見えたとしても初期のむし歯などを見つけたり、自己チェックには限界がありますので歯科医院で定期的に検診をうけることをおすすめします。
【1】 むし歯や歯周病がないかを検査
【2】 歯に付いた付着物の除去
【3】 歯みがきで不十分なところを指摘し、ブラッシング指導を行う
【4】 フッ素塗布によるむし歯予防
【5】 レーザーセンサーを使っての虫歯チェック
定期検診をすることによって悪い所を早期に発見でき、早期に治療が行えます。
早期発見、早期治療は、患者様の肉体的、時間的、金銭的な負担を軽くします。
フッ素はむし歯に強い歯をつくる性質を持っています。
このフッ素を定期的に歯に塗ることで歯質を強化します。
歯に直接フッ素を塗るので、市販の歯磨剤よりも効率的に取り込むことが出来ます。
【1】 歯の表面の付着物をきれいに磨いた後、フッ素を配合した薬剤やペーストなどを使い、歯に作用させます。
【2】 フッ素を歯に塗った後は30分ほど、うがいや飲食をさけます。
【3】 毎日の歯ブラシの状態によりますが、定期的に行うことをおすすめします。
※但し、フッ素塗布を行ったからといってむし歯にならないとは限りません。
フッ素は万能な特効薬ではなく、予防措置の一つであることを忘れないでください。
虫歯判別装置「ダイアグノデントペン」は、歯面に655nmのレーザー光を照射することで起こる蛍光反射を測定し隠れた虫歯を検出します。視診やX線診断に加え歯質を数値で判断でき、健常歯を保持しながら適切な治療計画を立てられます。
早期発見早期予防・早期発見早期治療をおすすめしています。その際に必要なのが「治療の必要な虫歯」なのか「虫歯でない」のかの鑑別診断です。
当院では最新型(2019年7月時点)の虫歯判別装置「ダイアグノデントペン」を設置しており、視診・触診・ダイアグノデント診断・必要に応じてX線検査を組み合わせることにより、患者様の歯をしっかり守らせていただきます。
ダイアグノデントは、レーザーで虫歯の診断を行う機械です。従来「探針」という先のとがった器具を使用して虫歯の診査を行っていました。しかしこの診査方法だと歯を傷つけてしまったり、歯の内部で大きくなった深い虫歯の診査はできませんでした。
ダイアグノデントペンは、歯に当てた赤色レーザーの反射光を読み取り、数値と音に置き換えることにより歯が虫歯になっていたり亀裂が入っていたりすると反応する装置です。
視診・触診やX線などによる診断よりも高い確率で初期虫歯を発見することができます。安全なレーザー光を使用するため小さなお子様や妊娠中のかたにも安心して使用することができる装置です。
プローブから出たレーザー光は、測定しにくい隣接面や小窩裂溝部のカリエスの歯面から約2mmの深度まで到達し、カリエスのもつ特性である蛍光反射を読み取り、数値化します。
虫歯の状態を経時的に数値で管理することにより、“見つけてすぐに削る治療”から“進行状況に応じて適切な管理をする治療”へと変換することが出来ます。