当院には、入れ歯に対する様々な悩みをもった患者さんが多く来院されます。
入れ歯を入れているだけで痛い、しっかり噛めない、入れ歯が目立って恥ずかしい。
口元を気にして人を避けるようになってしまった・・・
そんな患者さんの声を聞くと胸が痛み、できるだけ応えるられるように治療をしていきたと考え始めました。
当院では、来院いただいてもすぐに入れ歯の作り直しはしません。
まず、お使いの入れ歯の調整をしながら患者さんの状態を診ていきます。
「調整だけで随分よくなりました。」とお帰りいただく患者さんも多いんですよ。
また、近くにご家族が住んでる方、ご紹介などで遠方からお越しいただいている方もいらっしゃいます。
もしあなたが入れ歯に満足されていないのなら、一度ご相談ください。
顎の大きさ・形はもちろん、噛み方・食べ方の癖・好みの食品・話し方などは患者さんによって異なりますので、それを踏まえた入れ歯の設計・形態を工夫していきます。
比較的ぴったりと合っている義歯でも食事の際、がたついて不安定になる・・・
そんな時の原因には、噛み合わせバランスの乱れの場合があります。
安易に作り変えるのでは無く、上下の噛み合わせを調整したり、歯の部分が磨り減っていれば修正したり、その状況に合わせて改善していくようしています。
唾液が不足すると、義歯床と歯ぐきがフィットしていて噛み合わせも良い状態でも、痛みを感じる場合があります。
唾液の分泌量や性状によって義歯の維持・安定は変化してきます。
一般的に唾液の分泌量は、年齢、精神的緊張、疲労状態、全身疾患によって変化しますが、成人で一日約1〜1.5リットル分泌されると言われています。
唾液の性質には漿液性(サラサラとした唾液)と粘液性(ネバネバとした)に分けることができ、これらは緊張している時や、口腔衛生状態などによって変化します。
また唾液は加齢と共に減少し、あまり良く噛んで食べない人は唾液の分泌がさらに減少してきます。そのため意識的に水分補給をしたり、唾液を分泌するように心がけると良いでしょう。